えへへ!
お兄ちゃんから
Raspberry Pi 一式を
譲ってもらっちゃった!
でもお兄ちゃん!
本来ならどんなものを
用意しないといけないのかな?
今回は
Raspberry Pi を動かすのに
必要な部品を紹介しよう!
Raspberry Pi には
たくさん種類があるね!
その種類のことを
「モデル(model)」と言うよ
初めてなら通常モデルで
入手性の良いものがいいね
僕のおすすめは以下だよ
モデル | CPU(コア数) | メモリ | USB 端子 | HDMI 端子 | 電源端子 | 無線LAN周波数 |
---|---|---|---|---|---|---|
Raspberry Pi 3B | 1.2GHz × 4 | 1GB | USB 2.0 × 4 | HDMI × 1 | microUSB | 2.4GHz |
Raspberry Pi 3B+ | 1.4GHz × 4 | 1GB | USB 2.0 × 4 | HDMI × 1 | microUSB | 2.4GHz / |
Raspberry Pi 4B | 1.8GHz × 4 | 1/2/4/8GB | USB 2.0 × 2, |
microHDMI × 2 | USB Type-C | 2.4GHz / |
Raspberry Pi 5 | 2.4GHz × 4 | 1/2/4/8/16GB | USB 2.0 × 2, |
microHDMI × 2 | USB Type-C | 2.4GHz / |
後のモデルほど
性能が良くなり
端子が充実するんだね
性能の良いコンピュータほど
発熱があると思うんだけど
どのぐらいの発熱なのかな?
ファンとかは必要?
あくまで僕の印象で
環境や用途によっても変わるよ
以下は参考程度に捉えてね
モデル | 発熱状況 |
---|---|
Raspberry Pi 3B, |
ヒートシンクがあれば良いが無くても十分 |
Raspberry Pi 4B | 放熱がしっかりしていればファンレス可能 |
Raspberry Pi 5 | ファンが無いと不安 |
Raspberry Pi の
上限温度は 85 ℃だよ
80 ℃を超えると
自動で性能を下げて
発熱を抑えるよう動くんだ
安全機能があるのね!
よほどでない限りチップが
焼けちゃう心配はないんだ!
また Raspberry Pi 5 から
アクティブクーラが使えるよ
温度によってファンの速度を
コントロールするやつだよね!
負荷が少ないときに
静かに動かせるのは嬉しいなぁ
基板むき出しで使うのは
ちょっと怖いよね
ケースの素材から選ぶと
迷いも少ないと思うよ
モデルによって
端子の位置が違うから
対応するケースを選ぼう!
素材 | 特徴 |
---|---|
プラスチック | 安価、 |
金属 | 頑丈、 |
USB 端子に
電源供給できれば十分だよ
端子の違いには気をつけよう!
モデル | 電源端子 | 電源要求 |
---|---|---|
Raspberry Pi 3B, |
microUSB | 5V 2.5A |
Rapberry Pi 4B | USB Type-C | 5V 3A |
Rapberry Pi 5 | USB Type-C | 5V 5A |
スマートフォン充電に使うような
USB ケーブルから
給電してもいいのかな?
Raspberry Pi 4B 以前なら
それで十分動く
見込みがあるよ
Raspberry Pi 5 は
5V 5A という
特殊な電源を要求するよ
普通のスマートフォン充電は
もっとアンペアが低いんだ
アンペアが定格より低くても
動作はするけど制限があったり
動作が不安定になったりするんだ
Raspberry Pi 5 では
可能であれば
専用電源アダプタも
用意しよう!
Raspberry Pi では
microSD カードが
ストレージになるんだ
どれだけ容量が
あればいいのかな?
公式ページでは
以下が示されているよ
OS | 最低容量 |
---|---|
Raspberry Pi OS Full (bookworm) | 32GB |
Raspberry Pi OS Lite (bookworm) | 16GB |
色々試して遊ぶことを考えると
容量に余裕があるといいね
64 GB 以上がおすすめだよ
microSD カードに
OS を書き込む際に
必要になるよ
書き込むだけの用途なので
特別な機能は不要だよ
有線接続するなら
LAN ケーブルが必要だよ
モデル | Ethernet | 上限速度 |
---|---|---|
Raspberry Pi 3B | 100 Base Ethernet | 100Mbps |
Raspberry Pi 3B+ | Gigabit Ethernet over USB 2.0 | 300Mbps |
Raspberry Pi 4B, |
Gigabit Ethernet | 1Gbps |
Raspberry Pi 3B+ は
Gigabit Ethernet なんだけど
速度は 1Gbps 出ないんだ?
内部で USB 2.0 に
接続している構造なんだ
より速度の遅い USB 2.0 に引っ張られて
速度は最大 300Mbps になっているよ
ディスプレイ接続するなら
HDMI ケーブルが必要だよ
モデルごとに端子が違うから
注意してね!
モデル | HDMI 端子 |
---|---|
Raspberry Pi 3B, |
HDMI × 1 |
Raspberry Pi 4B, |
microHDMI × 2 |
Raspberry Pi 4B 以降は
microHDMI 端子が2つあるんだ
デュアルディスプレイも可能だよ
そうするつもりなら
HDMI ケーブルやディスプレイを
2組用意する必要があるね!
直接のターミナル操作や
GUI を使う場合に必要だよ
USB 接続のキーボードとマウスを用意しよう
Raspberry Pi 4B 以前には
3.5mm イヤホンジャック端子があるんだ
サウンド出力を考えているのなら
この端子で接続できる
スピーカーを用意しよう
Raspberry Pi 5 には
無いのね…
基板上にチップが
そのままあるだけだからね
シールドなどのノイズ対策が無く
音質が良くないと言われていて
人気がなく廃止されたみたいだよ
Raspberry Pi 5 では
サウンドを聴けないのかな?
HDMI 経由でサウンド出力できるし
USB に対応機器を接続してもいいよ
Raspberry Pi 用の
「DAC(digital to analog converter)」
基板もあるんだ
今回は Raspberry Pi を動かすのに
必要なものを教えてもらったよ!
Raspberry Pi 本体だけじゃなく
他にも色々必要なんだね!
Raspberry Pi を動かすまでに
初期費用が掛かるよ
でも一度そろえれば
追加の出費はほとんどないんだ
これで Raspberry Pi を
動かす準備ができたよ!