/run
ディレクトリ
お兄ちゃん!
そういえば
/run
には
動作しているサーバプログラムの
情報があるんだよね?
そうだね!
今回は
/run
の
中を覗いてみよう!
拡張子
.pid
の
ファイルが多くて目立つね!
プログラム名.pid
このファイルはPID ファイルと呼ばれるよ通常のテキストファイルで内容にそのプログラムのPID が書かれているんだ
どうやって使うものなのかな?
PID を簡単に取得するために用意されているんだ例えば以下のように使うよ
kill "$(cat /run/crond.pid)"
crond.pid
の内容を表示してcrond
の PID を取り出して使っているんだね!拡張子が
.sock
や .socket
のファイルもあるみたいだよ!これらはソケットファイルと呼ばれるよこのファイルを介してプロセス同士が通信するんだ
このファイルは今の段階では役割だけ覚えておけば十分だよ!
上記以外にもまだファイルがあるみたいだね!特に拡張子は付いていないけどなんだろう?
これらは「FIFO (first-in first-out)ファイル」の場合が多いよ 「名前付きパイプ(named pipe)」とも呼ばれるよ
これも初めて聞くものだね
パイプをファイル経由で使えるようにするものなんだこのファイルから入力リダイレクトして待機しておくとこのファイルへ書き込みがあったときにその内容が読み込まれるというものだよ
へぇ…面白い動きをするファイルだね!
FIFO ファイルは自分で作成することもできるよ使う機会はめったにないけど紹介しておくね
mkfifo
はFIFO ファイルを作成するんだmkfifo [オプション]... ファイル...
今回は
/run
にあるファイルを学んだよ!サーバプログラムなど動き続けるプログラムが以下のようなファイルを作ってくれているんだファイル | 役割 |
---|---|
PID ファイル | 内容に PID が書かれているテキストファイル |
ソケットファイル | プロセスがソケット通信を行うためのファイル |
FIFO ファイル | 名前付きパイプを扱うファイル |
PID ファイルは例で示したような使われ方をされるよ他は「このような役割なんだ」と 理解しておけば今は十分だよ!