お兄ちゃん!
Linux に触れるきっかけになった
ゲームサーバのページを読んだんだけど
内容を理解できるようになっていて
ビックリしたよ!
それはよかったね!
実力が付いている証拠だよ!
そこでゲームサーバを含め
サーバ管理に興味があるんだけど…
一人前のサーバ管理者になるためには
何を知ればよいのかな?
まずは「リソース(resource)」を知ろう!
これはサーバが使える資源のことだよ
今回は代表的なリソースに
何があるのかを見ていこう!
最初は「CPU(Central Processing Unit)」だよ!
CPU は「コンピュータの脳みそ」
というイメージだよ
そのイメージは半分だけ正解だよ
CPU は「計算」の場なんだ
「記憶」は直近の計算に使う値など
わずかしかできないんだよ
どういう CPU が
性能が良いって
言えるのかな?
代表的な性能の指標は
「周波数(clock)」だよ
一概には言えないけど
この値が大きければ
概ねより高速に
計算できるんだ
また近年は
「コア(core)」も重要な要素だよ
これは「処理チップ」の数なんだ
コアを多く持っていれば
それだけ並列処理ができるんだ
まずは「周波数」と「コア」を
押さえよう!
CPU が「計算」を
するんだよね?
じゃあ「記憶」は
どこにするのかな?
それが「メモリ(memory)」の役割だよ
CPU が使うデータを
広げておくスペースだね
メモリには実行中のプログラムや
処理中のデータなどが格納されるよ
メモリの性能の指標は
何なのかな?
メモリの性能は
CPU と同じく周波数で表されるよ
でも周波数より「容量」の方が
影響が大きいんだ
メモリ容量が不足した途端に
マシンは性能を発揮できなくなるんだ
メモリは容量を気にするのね!
例えるならメモリは
「作業机の広さ」という
イメージかな
最後は「ストレージ(storage)」だよ
ストレージはデータ保管場所なんだ
「SSD(Solid State Drive)」や
「HDD(Hard Disk Drive)」という名前で
知っているかもね
メモリも記憶の場なんだよね?
ストレージとは何が違うの?
メモリは電源が切れると
保持していたデータが消えるんだ
この性質を「揮発性(volatile)」と呼ぶよ
一方、ストレージは
電源を切っても
データを保持できる
「不揮発性(non-volatile)」
という性質を持っているよ
だから電源を落とした後も
データを保持するために
ストレージが必要なんだ
突然電源が
切れちゃったときに
保存していないと
データが消えるのは
このためなんだね
またメモリは
ストレージと比べて高価なんだ
大容量データを保存するには
ストレージが欠かせないよ
ストレージは
いいことずくめだね!
メモリを使わず
全てストレージに
したらダメなのかな?
実は万能というわけでもないんだ
メモリとストレージでは
アクセス速度が桁違いに違うんだ
そのようにすると
実用に耐えられないぐらい
動作が遅くなるよ
メモリへのアクセスが
「部屋の本棚に本を取りに行く」
ようなものだとしたら
ストレージへのアクセスは
「街の図書館に本を取りに行く」
ようなものだよ
へぇ…
メモリとストレージ
それぞれ得意不得意があって
役割分担がされているんだね
そのストレージの性能は
何で測るのかな?
読み書きの速度を重視している人もいるけど
多くの人は「容量」を気にしているはずだよ
SSD と HDD って
何が違うのかな?
データを保存する
原理が違うんだけど
ここでは置いておくね
SSD は高速で省電力
HDD は安価で大容量な点が
優れているよ
メモリが「作業スペース」だとすると
ストレージは「長期保管倉庫」なんだね!
今回は「リソース」を学んだよ!
主なリソースに
「CPU」「メモリ」「ストレージ」
があるんだ!
後でこれらの状況を
調べる方法を紹介するよ!