tmux
コマンド
お兄ちゃん!
複数の端末を立ち上げると
便利だと気が付いたよ!
それぞれの端末で
やることを分けられて
Windows や macOS の
仮想デスクトップの
ような感覚で使えるよ!
それはいいライフハックだね!
でも実はそれを一つの端末で
済ませる方法があるんだ
え?
そんなことも
できるの?
今回は
「ターミナルマルチプレクサ
(terminal multiplexer)」
である
tmux
を紹介するよ
通常、ログインしたら
システムから端末画面をもらうんだ
ターミナルマルチプレクサは
その処理の間に入って
柔軟に端末を管理してくれるよ
へぇ…
どんなことが
できるのかな?
それでは
tmux
を起動して
試してみよう
tmux
お!いつもの画面の下部に行が追加されたよ?
0:bash
とあるねここで
Ctrl + B
を押した後にc
を押してみよう新しいシェルの画面!画面下部に
1:bash
が追加されてそちらがハイライトされたよ今度は
Ctrl + B
を押した後に0
(ゼロ) を押してみようこれは元の画面!
そっか!
0:bash
や 1:bash
は端末の画面を表しているんだね!そういうことだよこんなふうに一つの端末で複数の端末を管理できるんだ以下は代表的な
tmux
の操作だよ操作 | 挙動 |
---|---|
Ctrl + B の後に c | 新しいウィンドウを作成 |
Ctrl + B の後に x | 現在のペインを削除 |
Ctrl + B の後に , | 現在のウィンドウの名前変更 |
Ctrl + B の後に n | 次のウィンドウを開く |
Ctrl + B の後に p | 前のウィンドウを開く |
Ctrl + B の後に 数字 | 指定された数字のウィンドウを開く |
.tmux.conf
ファイルtmux
はカスタマイズ可能なんだ設定ファイルは~/.tmux.conf
だよvim ~/.tmux.conf
どんな設定がおすすめかな?
Ctrl
と B
キーは離れていて押しにくい配置なんだなのでこのキーを別に設定している人は多いよ以下は Ctrl + B
の代わりにCtrl + A
を使う設定だよset-option -g prefix C-a
unbind C-b
tmux
ではウィンドウなどを0
から数え始めるよでも 0
と 1
はキー配置が離れていて少し使いにくいんだ以下はウインドウとペインを1
から数え始めるようにするよset-option -g base-index 1
set-window-option -g pane-base-index 1
デフォルトでは実行したコマンドに応じてウィンドウ名を自動設定する機能が有効になっているんだ自分で意味ある名前を付けても上書きされてしまうよこの機能を無効にするには以下のように設定するんだ
set-window-option -g automatic-rename off
まずは上記の3つの設定をおすすめするよ!
お兄ちゃんの説明が納得だったのでまずはお兄ちゃんのおすすめの設定を書くよ!
設定を変更したら反映しよう
tmux
を再起動するか以下のコマンドで反映できるよtmux source-file ~/.tmux.conf
今回は端末を便利に管理する
tmux
を教えてもらったよ!今回は基本的なウィンドウ機能の紹介だけだったけど実際はもっと多機能なんだ画面を分割したり複数人で画面を共有したりなど端末に関することが色々できるよ!
ターミナルマルチプレクサは他に GNU Screen などもあるよ