Lから始まるLinux - 4章8話グループ管理

グループ管理

ユーザを扱ったので今度はグループの話をしよう！

グループについては「ユーザを束ねるもの」ぐらいしか教えてもらっていなかったね

グループは複数のユーザでファイルやディレクトリへのアクセス権限を共有したり共同作業をするのに役立つ仕組みだよ最初にグループの基本的な知識を押さえておこう

グループの種類

Linux 上のユーザは必ずどこかのグループに所属しないといけないんだ

無所属は許されないんだね！でもユーザ作成したてのときとかは無所属にならないのかな？

その場合ユーザ名と同じグループが作成されそのグループに所属することになるよこの最初に所属するグループを「一次グループ(primary group)」というんだ

「一次グループ」はユーザが所属するメインのグループという感じなんだね

「一次グループ」以外にもユーザはいくつでもグループに参加できるんだそのようなグループは「二次グループ(secondary group)」とか「補助グループ(supplementary group)」と呼ばれるよ

「一次グループ」は1つだけ「二次グループ」はいくつでも参加できるんだね！

groupadd コマンド

groupadd はグループを作成するよ

groupadd [オプション]... グループ名

ユーザ作成が useradd に対してグループ作成が groupadd ね対比になっていてわかりやすい！

では実際にfamily グループを作ってみよう

sudo groupadd family

うん、できたよ！作るのは簡単だね

usermod はユーザ情報を変更するよ

usermod [オプション]... ユーザ名

オプション	役割
`-G グループ,...`	ユーザの二次グループを指定されたグループに変更
`-a`	`-G` の挙動を「変更」ではなく「追加」にする

usermod でmidori ユーザとshigeru ユーザをfamily グループに追加しよう

sudo usermod -a -G family midori

sudo usermod -a -G family shigeru

これだけで二人ともfamily グループに所属させられるんだね！

まとめ

今回ははグループとその管理について学んだよ！

ユーザと同じようにグループにもグループ変更の groupmod やグループ削除のgroupdel などのコマンドがあるんだgroupadd よりも使用頻度は少ないけど必要になったら調べて使ってみてね！