今回は「PAM
(Pluggable Authentication Modules)」
の話をしよう!
それはどういう
ものなのかな?
PAM は Linux の認証を
引き受けている仕組みなんだ
認証を使うプログラムはたくさんあるよ
これまでに出てきたものでは
passwd
, su
, sudo
などがそうだね
きっと私のまだ知らないコマンドも
認証を使うのがたくさんあるんだよね
認証はセキュリティに関係する処理で
プログラム作成はとても気をつかうんだ
私がプログラム制作者なら
作りたい機能よりも
認証に気を取られるというのは
ちょっと嫌だなぁ
でも大事な部分なので
おろそかにもできないし…
そこで登場するのが PAM だよ
PAM が認証を引き受けることで
各プログラムが個別に認証を
実装しなくてもよくなるんだ
なるほど!
認証のプログラムで気をつかうのは
PAM だけに集中できるようにしたんだね!
PAM の設定ファイルは
/etc/pam.d
にあるよ
中を覗いてみよう!
ls /etc/pam.d/
ちょっと怖いような…でも覗くだけなら…
config-util password-auth runuser-l su-l
crond pluto samba sudo
fingerprint-auth polkit-1 smartcard-auth sudo-i
login postlogin sshd system-auth
other remote sssd-shadowutils systemd-user
passwd runuser su vlock
passwd
とか su
とか見知った名前があるね!これらが各プログラムのPAM 設定ファイルだよ大抵はコマンドと同じ名前になっているんだ
設定は難しいのかな?
うん、ある程度の 知識と学習が必要だよここでは PAM の説明だけに留めておくね
今回は PAM について学んだよ!Linux の認証を1カ所にまとめる仕組みで
/etc/pam.d
に設定があるんだ!今は PAM を設定できなくても問題ないよ!PAM の概念と設定ファイルの場所を覚えておこう!