お兄ちゃん!
ユーザ設定ファイルがあるということは
グループ設定ファイルもあるんだよね?
それが
/etc/group
ファイルだよ
今回はグループ設定ファイルを見よう!
/etc/group
ファイル/etc/group
ファイルは
グループ情報を管理する
設定ファイルだよ
1行1グループを表していて
各項目はコロン(:
) で
区切られているんだ
フィールド | 説明 |
---|---|
1 | グループ名 |
2 | ハッシュ化されたパスワード |
3 | GID(グループID) |
4 | グループ参加ユーザ名(カンマ区切り) |
グループにもパスワードが設定できるんだ
これもきっとパスワードが
別ファイルにわけられているんだよね?
そのとおり!
パスワードなどの情報は
/etc/gshadow
に分けられているよ
ただグループパスワードは古い仕組みで
今はほとんど使われていないんだ
/etc/gshadow
ファイル/etc/gshadow
は
スーパユーザのみがアクセスできる
グループ設定ファイルなんだ
フィールド | 説明 |
---|---|
1 | グループ名 |
2 | ハッシュ化されたパスワード |
3 | グループ管理ユーザ名(カンマ区切り) |
4 | グループ参加ユーザ名(カンマ区切り) |
vigr
コマンド
グループ設定ファイルも
直接編集してはいけないよ
vigr
を使おう!
前回の
vipw
と
同じ理由だよね!
そのとおり!
編集中に内容が変更されないようロックしてくれたり
保存時に書式チェックをしてくれたりするんだ
vigr -s
とすると /etc/group
の代わりに
/etc/gshadow
を編集するのも vipw
と似ているね
今回はグループ設定ファイル
/etc/group
, /etc/gshadow
と
その関連コマンド vipw
を学んだね
グループは権限管理の大切な要素だから
設定を変更する時は慎重に行おうね