お兄ちゃん!
Linux から USB メモリを
フォーマットしたい場合は
どうするればいいのかな?
高度な話題になるので
複数回に分けて説明するね
今回は「パーティション(partition)」
について話そう!
へぇ…
分割して利用できるんだ!
分割すると複数のストレージが
あるように使えるんだ
分割しない場合でも
「全領域を使った1つのパーティション」を作るよ
いずれにしてもストレージ上には
パーティションを作る必要があるんだ
代表的なパーティションの仕様に
「MBR」と「GPT」の二つがあるよ
MBR は昔の標準的な
パーティション方式だったんだ
これはストレージの先頭
512 バイトの領域で
パーティション構造を表しているよ
1 バイトって
半角英数字1文字分のデータ量だよね
512 バイトって少ない感じがするよ
昔はそれで十分だったんだ
MBR ではその限られた容量から
以下のような制限があるよ
- 基本パーティションは4つまで
- 認識できる容量は 2TB まで
- セキュアブート非対応
古い形式ではあるけど
今でも USB メモリや
SD カードなどで
使われているよ
GPT は MBR を置き換える目的で
作られたパーティション方式だよ
ストレージの先頭 512 バイトの領域は
MBR と同じ構造をしていて
互換性を持たせているんだ
つまり GPT では
先頭 512 バイト以降も
パーティションのデータが
続くんだね
そういうことになるよ
そのおかげで
パーティション数や
扱える容量は
通常用途では制限なしと
言って良いぐらい
大きくなったんだ
SSD や HDD では
ほとんどの場合で
GPT を使うよ
今回はパーティションを学んだよ!
MBR と GPT という
二つの方式が代表的なんだ!
次回は実際に
パーティションを作ってみよう!