お兄ちゃん!
USB メモリがあるんだけど
Linux で読むには
どうすればいいのかな?
それなら
「マウント(mount)」を使おう!
別のファイルシステムを
現在のファイルシステムに
くっつける仕組みだよ
まずは USB メモリを挿す前と後で
デバイスファイルがどう変わるか
確認してみよう
lsblk
は
ブロックデバイス一覧を
表示するよ!
lsblk [オプション]... [デバイスファイル]...
引数なしで実行すると全てのブロックデバイスを表示しれくれるんだ実行して確認してみよう
lsblk
うん!
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 953.9G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot
└─sda2 8:2 0 953.4G 0 part /
こんな感じの表示だったよ?
このシステムにはストレージ
sda
があってsda1
と sda2
パーティションを持っていることを意味しているよこれらは /dev
配下でファイルで表現されているんだ今度は USB メモリを挿してから同じコマンドを実行してみよう
lsblk
実行するね!
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sda 8:0 0 953.9G 0 disk
├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot
└─sda2 8:2 0 953.4G 0 part /
sdb 8:16 0 28.9G 0 disk
└─sdb1 8:17 0 28.9G 0 part
USB メモリを挿したら表示が増えたね!
この場合
sdb
がUSB メモリを表していてその中のパーティションがsdb1
となっているよmount
コマンド次にマウントポイントを作成してみようこれはマウント先のディレクトリのことだよ
/mnt
が手動マウント用ディレクトリなのでその下にディレクトリを作ろう!sudo mkdir /mnt/usb
うん、作ったよ!
そうしたら
mount
でマウントしよう!以下のように指定するよsudo mount [オプション]... デバイスファイル マウントポイント
今回の場合は以下のように指定すればいいよ
sudo mount /dev/sdb1 /mnt/usb
何も表示されなかったけど正常に動作したときはいつもこんな感じだよね
そうしたら
/mnt/usb
配下の中身を見てみようls /mnt/usb
あっ!USB メモリに保存してあったファイルがある!こうやってマウントポイントにマウントしてUSB メモリの内容を扱うんだね!
umount
コマンドお兄ちゃんありがとう!USB メモリを使う作業が終わったよ!
使い終わったら「アンマウント(unmount)」という マウントを解除する操作を行おうアンマウントは
umount
で以下のように行うよunmount デバイスファイル
unmount マウントポイント
デバイスファイル
/dev/sdb1
でもマウントポイント /mnt/usb
でもどちらでもアンマウントしてくれるんだね!sudo umount /mnt/usb
アンマウントが終わったら安全に USB メモリを取り外せるよ
/mnt
配下に作ったマウントポイントも削除しておこうsudo rmdir /mnt/usb
後片付けも完了だよ!
今回はマウントとアンマウントを学んだよ!
mount
, umount
でシステムに対してストレージを付け外しできるんだ!最近のディストリビューションでは自動マウントしてくれることも多くその場合
/media
配下にマウントしてくれるよ手動でのマウントの機会は少なくなったけど重要な操作なので覚えておくといざという時に役に立つよ!