前回はコマンドに関係している
/bin
, /sbin
, /lib
を扱ったね!
今回は「仮想ファイル(virtual file)」を扱っている
ディレクトリを覗いてみよう!
仮想ファイル?
本当は存在していないけど
あたかも存在しているように見せかけて
ファイルとして扱えるように
しているものなんだ
へぇ…
不思議な感じのファイルね
/dev
ディレクトリ
最初は
/dev
から見よう
device の略なんだよ
装置や概念を扱っている場所なんだ
抽象的で良くわからないなぁ
例えば
/dev/random
は
ランダムを扱うファイルだよ
ここから読み込みを行うと
ランダムな値を取り出せるんだ
内容が常にランダム…
確かに普通のファイルでは
表現できないね
他にも
/dev/null
は
常に中身が空っぽのファイルなんだ
どんな書き込みをしても
中身は空っぽのままだよ!
面白いファイルが
いっぱいあるんだね!
今の時点では使う機会はないけど
後で面白い使い方ができるものが
置かれている場所なんだ
/proc
, /sys
ディレクトリ
次は
/proc
と /sys
を紹介するね
それぞれ process と system の略なんだ
Linux の内部情報をファイルで表現しているよ
どんなことが
できるのかな?
ファイルの中身を表示して情報を見たり
書き換えて設定を変更したりできるんだ
私が扱うことは
なさそうかな?
ここのファイルを参照している
コマンドが色々あるよ
コマンド経由で間接的に
使っているかもね
例えば
uptime
は
システム起動時間を表示するよ
これは /proc/uptime
を
参照してるんだ
uptime
へぇ…実行してみるね!
18:08:07 up 15 days, 5:17, 1 user, load average: 2.72, 2.49, 2.82
15日も動き続けていたんだ!
今回は仮想ファイルを扱っている
/dev
, /proc
, /sys
を覚えたよ!Linux の考え方に「なんでもファイルで表現する」があるんだ 情報をファイルで表現してファイル操作コマンドから扱えるようにしてくれているんだよ